癌から回復の兆し

その日は昼の11時だというのに、母は寝ていた。録画してあったドラマを見ているうちに眠ってしまったようだ。

 

僕がほんのちょっとだけ出演したドラマ。役者の仕事をやっていて良かった。僕が画面に映るたびにミーハー根性を出して喜んでくれる。

少しは体が活性化して癌治療にも役立ってくれたらいいなぁ。ロクデナシの僕が唯一両親に誇れる点。かな。

母のガンの状態。

本人はイマイチ自覚してないようだけど、左頬の腫れが大分引いたように思う。

いままで離乳食をさらにスプーンでブヂュブヂュに潰した流動食しか食べられなかったのに、

今日はお粥をそのまま食べられた!

がん患者でも、肉体は確実に回復して来ているのだ。

人間の体ってスゴイ!!

昨日行ったガンの相談センターでも、抗がん剤に頼り切らない治療の考え方を聞いた。

もちろん、一切それ抜きでは延命すら難しいが抗がん剤はガン細胞だけでなく、正常な細胞までも攻撃してボロボロにしてしまう悪魔の薬だ。

極力使わないに越したことはない。

大学病院からもらった薬の中にも、どうやら飲まなくても良いものが何個かあるらしい。

詳しくは、またガン相談センターに行って聞いてくるがやっぱり「大学病院コンチクショー」と思ってしまう(笑)。